アフリカの文学
皆さんはアフリカ文学に触れたことはありますか?
アフリカ出身の作家さんから紡がれる彼らの物語はどんなものなのでしょうか。このページでは、アフリカを代表する作家のひとり
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェさん(Chimamanda Ngozi Adichie)
をご紹介します。
チママンダさんはナイジェリア出身で、代表作に、大陸をまたいだ恋物語
「アメリカーナ(原題AMERICANAH)」や、ナイジェリアの戦争の中の
ラブストーリーを描いた「半分のぼった黄色い太陽(原題Half of a Yellow Sun)」などがあります。(いずれも外大附属図書館にあります。)
アフリカ出身の登場人物たちが、アフリカまたはそれ以外の場所で何を考えどう生活していくのか… 素敵な小説の中でよりリアルなアフリカの人々や生活に触れられるかもしれません。日本語訳された作品も数多くあり、図書館や書店、
ネットで入手することができます。
チママンダさんはTED Talksで2度スピーチされています。
「シングルストーリーの危険性(The danger of the single story)」と題されたスピーチの中では、彼女と文学の関わりや彼女が体験した「アフリカ」の見られ方が
ユーモアを交えながら語られています。アフリカに関してというだけでなく、
私たちが生きる上で大切なことにもつながる、とても勉強になるスピーチです。
彼女の短編集「なにかが首のまわりに」(原題The Thing Around Your Neck)の表題作が河出書房新社のWebサイトで全文公開されています!
アフリカから世界へ飛び出た主人公と周りの交流にとても惹き付けられ、なにかはっとさせられるところのある小説です。ぜひ読んでみてください。
http://web.kawade.co.jp/bunko/2849/